いでたま。の日記

自分の記憶のための記録(K-POP多め)

ロトゥキンについて。相変わらず気持ち悪い語りを綴る。

先月までMnetで放送されていた
「Road to Kingdom」という番組に釘付けだった私。
キングになれるだけの実力を持っていながらも未だキングになれないアイドルグループ
キングダムを目指し辿り着くためのサバイバル番組
それがRoad to Kingdom。略してロトゥキンと呼んでいる。

コロナ自粛で全ての気力を失っていた自分に救いのような番組だったロトゥキン。

最初は、オネノプが出るし、ロトゥキンの前番組である女性アイドル版「Queendom」も見ておりとても楽しかった(オマゴルちゃんも素晴らしかった)ので、見ないという選択肢は無かったので見始めた。

オネノプ以外では、ペンタゴンとワナスは元々メンバーも曲も把握していたけどゴルチャ・ドボイズ・ベリベリ・TOOはグループ名は知っていても顔も名前も何人組かもほぼほぼ知らなかった。
それが1週目、2週目と見進めていくうちに毎週木曜日が待ち遠しくなっていった。次はどのグループがどんなステージを見せてくれるのか楽しみで仕方なかった。素晴らしいステージに夢中だった。「早くぅぅぅ…も…木曜日になってくれぇぇぇ…」という禁断症状まで出るぐらいになった。隙あらば録画を見返した。お気に入りのステージを何回も見た。見返す度に新たな発見や感覚を覚え、益々アイドル達の魅力にハマっていった。
最初はオネノプ目的だったが、どのグループも真剣にステージに向かう姿が本当にカッコよくて、いつの間にか全てのグループの顔と名前を把握出来てしまっていた。ドボなんてデビューした時に全員顔面良くて人数多いってだけで絶対覚えられらないと思ってすぐ放棄してたのに。ユーツベで動画を漁りまくる程にまでなっていた。
そんな中でも特にハマったのがゴルチャ。
ゴルチャはロトゥキンでは1番最初に脱落してしまった。
彼らのステージは決して悪くはなかった。編曲もダンスも、普通に音楽祭でやっていたらとても素晴らしかったと思う。
ただ、ロトゥキンではそれでもまだ弱かったのだ。他のチームの演出の方がゴルチャよりも上まっていたという事なのだろう。
が、私はガッツリとゴルチャにハートを掴まれてしまった。ゴルチャの何がそんなに良かったの?と問われてもうまく説明は出来ない。とにかく推しが軒並み兵役だったり雲隠れだったりして心にマンホール並の深く暗い穴が空いてしまっていた私の心の隙間にドンピシャで入ってきたのだ。
・曲が聴きやすい ・衣装がゴツくない ・化粧が大人しい ・顔が普通に(で)いい ・キャラが小学生並みにうるさい
ディスってるように思われるかもしれないが、それらの要素が本当に奇跡のようにババアにフィットしたのだ。

そんなこんなで(どんなだ)
結局キングダムへの切符を手にしたのは当初の予想通りTHE BOYZだった。
初回の90秒ステージで既に圧倒的な華やかさを見せつけたドボイズ。悔しいけど認めざるを得ない。全てレジェンド級のステージだった。
最終回、喜び泣いていたドボイズ。
敗れたオネノプも他のチームもみんな晴れやかな顔をし、互いの健闘を労いあっていた。
途中で脱落し泣いていたゴルチャ・TOOたちも直ぐにカムバの準備に入っていた。ベリベリもそれに続いてカムバし、どのグループもロトゥキン前よりも大きな反響を得ていた。

そんな中、こんなニュースを目にするようになる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/03651d95231fbc31a25f28c86ead7e19c6fc0c86


キングダムの出演者が決まらない、というのは既に風の噂で耳にしていた。
考えてみれば、視聴率がいい・悪いには関係なく、メリットよりもデメリットの方が目につくことが多いと思う。
ただでさえ忙しい売れっ子なのに、時間を割いてまでキングダムに挑むメリットがあるのか?順位付けされることで名前に傷が着くこともあるのではないか?という心配の方が遥かに大きいと思う。
正直「やっぱりなぁ」とたいしてショックは受けなかった。韓国アイドルのファンをやっていると、こういうドタキャン的なものはあるあるだから。しょっちゅうあるから「またか」ぐらいにしか思わない。麻痺してるね。
このまま白紙になるんじゃないかと普通に思ってる。
ただ、ドボをぬか喜びさせたことや無駄に脱落させられたゴルチャやTOOくん達の涙はどうやって償ってもらおうか。
こういう約束事の裏切りをアイドルはどれだけ経験させられなければならないのだろう。


ところで
私がこの記事を読んで気づいたのは
「アイドル好き」は極少数派に過ぎない、という事実を忘れていた事。
自分がアイドルが好きでツイで繋がってる人もアイドル好きだからそれが当たり前と思ってしまっていた。
でも世間はアイドル(ましてや異国)に興味関心ある人の方が断然少ないのだ。
そうだった。ワタシ、キモいババアだった!
改めて自分が小さい村に住んでいたことを認識した。
しかし、そんな世間一般の大多数である「興味関心無い勢」にも認知されているアイドルは当然いるわけで。そうなってこそ本当に「売れた」って事になるのかなぁ。
音楽番組よりはドラマを見る人口の方が当然多いから、ドラマで「演技ドル」になる方が断然早く顔を広められる。「この可愛い子誰?アイドルなの?」「なんてグループ?〇〇?どんな歌を歌ってるの?」て形で結果的にグループに還元出来たチームもいくつもある。
「売れた」の基準は人それぞれだから、肯定も否定もしない。
売れたから幸せ。売れないから不幸せとも限らない。売れた事で苦しむアイドルもいる。売れなくても自分の好きな音楽極める人もいる。

「1位を獲りたい」という気持ちは音楽をやっていれば当然だろう。ただその1位は「アイドル好きな人達」の世界だけでの1位でいいのかどうか。

怪我に怯えつつ、気力も体力もすり減らせながらも 大きなステージを夢見て必死に番組に挑んだ少年たち。
そんな彼らは一体どの世界の1位を目指しているのだろう。
「Kingdam」 という番組だけが彼らの住む世界の全てではない事は確かだ。

アイドル好きが集まる村の1位で満足するのか。

それとも